画質はどこまで必要か ── 解像度とファイルサイズのバランス

作品を購入するとき、画質を選べる場合があります。「せっかくだから一番いいものを」と考えがちですが、画質は上げれば上げるほど得をするというものではありません。

見る環境によっては違いがほとんど分からないのに、容量と通信量だけが増える、ということが起きます。ここでは判断の目安を整理します。

解像度とは

画面を構成する点の数のことです。数字が大きいほど細かく表現できます。よく使われる呼び方はこのあたりです。

呼び方意味
SD標準画質。細部はつぶれるが容量は最も軽い
HD高画質。実用上ここで十分なことが多い
フルHDHDのさらに上。大きな画面でも粗さが気になりにくい
4K現状の最上位。対応する作品と環境が必要

画面の大きさで必要な画質は変わる

ここが一番大事なところです。同じ動画でも、見る画面が小さいほど画質の差は分かりにくくなります。

スマートフォンの画面は物理的に小さいので、高い解像度のデータを流し込んでも、目で見分けられる情報量には限界があります。フルHDと4Kを並べても違いが分からない、ということが普通に起こります。

逆に、テレビやパソコンの大きな画面では差がはっきり出ます。画面が大きいぶん、粗さがそのまま拡大されて見えるからです。

目安としてはこう考えると外しません。

  • スマートフォンで見る … HD程度で十分。それ以上は容量の無駄になりやすい
  • タブレット・ノートパソコン … HD〜フルHDが釣り合いのいいところ
  • 大画面テレビ・大型モニター … フルHD以上。ここで初めて高解像度が生きてくる

容量と通信量への影響

解像度を上げると、ファイルサイズは急激に大きくなります。 縦横それぞれの点の数が増えるので、増え方は掛け算になるからです。

これが効いてくる場面が2つあります。

ダウンロードする場合は保存容量を圧迫します。高画質の作品を何本も保存すると、端末の空きがあっという間になくなります。

ストリーミングで見る場合は通信量が増えます。モバイル回線で高画質を再生し続けると、速度制限に達するのが早くなります。皮肉なことに、制限がかかると結局は画質が落ちるので、最初から適正な画質を選んでおいたほうが快適に見られます。

解像度だけでは決まらない

もうひとつ知っておくと役に立つのが、解像度が同じでも、きれいに見えるとは限らないということです。

動画は圧縮して保存されています。圧縮の度合いが強いと、暗い場面や動きの速い場面でブロック状のノイズが出たり、輪郭がぼやけたりします。数字の上ではフルHDでも、圧縮が強ければ見え方は落ちます。

制作年が古い作品も注意が必要です。撮影の段階での画質が現在の水準に届いていないため、配信時の解像度を上げても元以上にはきれいになりません。

このあたりは数字では判断できないので、サンプル動画で実際に確かめるのが確実です。サンプルの見方については別の記事にまとめてあります。

まとめ

  • 画面の大きさに合わせて選ぶ。 スマホなら高画質にしすぎない
  • ダウンロードするなら容量、ストリーミングなら通信量を意識する
  • 解像度の数字だけで決めない。 圧縮の具合や制作年で見え方は変わる
  • 迷ったらサンプル動画を確認する

視聴形式そのものの違い(ストリーミングとダウンロード)については、こちらの記事で整理しています。あわせて読んでもらえると、購入前の判断がしやすくなると思います。

なお、選べる画質は作品によって異なります。実際にどの画質が用意されているかは、FANZAの商品ページでご確認ください。